私たちの指導方針
教育の質を維持する「少人数制」「一拠点主義」。
一橋塾では高校生を指導する際の最適規模は25名前後と考え、これに学年や科目の特性などを考慮してクラスの定員を決めています。必修の英語クラスで20〜30名、小論文は15名前後としています。私たちの求めるものが「売上の拡大」ではありませんので、18歳人口の減少に合わせて塾全体の定員を下げ、きめ細かい指導が可能な「教育の質の維持」を優先しています。また、高い学識と受験指導能力に長け、人間性でも優れている理想的な講師は、そんなにいるものではありません。先生の力量が最も大切な教育界で、安易な規模の拡大には問題があると考え、国分寺での一拠点主義を貫いてきました。
大きな伸びは、「深基礎(ふかぎそ)」から。
いきなり演習問題を解いて解説を受けるだけでは、質の良い学力にはなりません。基礎力の土壌(私たちは「深基礎」と呼んでいます。)を豊かなものにしてから応用力をつけることで成績はぐんと伸びるもの。一橋塾で毎年、高校3年生のほとんど全員が成績を上げ、偏差値10程度のアップがよく見られるのはその学び方のせいです。
合言葉は、「現役カーブ」。
基礎力を地道に深いところから鍛えることができた現役生は、受験が近づいてきたある時期に、学力の急上昇を見せることがよくあります。私たちはそれを「現役カーブ」と呼んでいます。その伸びには、指導している私たちも感動します。学んでいる本人にも、やるときにやればできるんだという自信が生まれます。
学校生活との両立を重視。
人格形成の上でも大切な高校時代。勉強だけだったらつまらないと思います。部活動や学校生活を大いに楽しんでほしい。そのための体制を一橋塾は整えています。学校行事や部活などで受講に支障が出たときは、その授業を同じ先生が担当する同じ授業にクラス変更することが可能です。高1生、高2生には各学校の中間・期末考査期間を事前にチェックして、休講する生徒が多くなりそうな日の授業は休講とし、別の日に補講を組みます。また部活をやってからでも間に合うように、夜7時50分スタートの授業を設置しています。部活の練習や大会、高校3年生になると模擬試験もありますので、土日は基本的にお休みです。
一年を通じて実施する受験指導・個別相談。
多様化する大学受験に対する指導は、年にまとめて何回か実施するのではなく、高1生には「英語総合」において、高2生と高3生には「英語・受験総合A」の授業の中で一年を通じて行います。大学受験の動向、受験科目での注意点、共通テスト、模擬試験、中長期的な勉強計画、オープンキャンパス、国公立大の二次試験対策など、大学受験に関するあらゆることについて、毎回授業の中で解説します。入試科目の変更や新設学部などの最新情報も、随時お知らせしますし、大手予備校の受験資料の冊子も年間に6〜7冊は提供しています。そして、もちろん個々人の志望大学や得意不得意によって、個別のアドバイスや別メニューの課題が不可欠です。生徒とのコミュニケーションが大好きな塾長や講師たちなので、個別相談は随時実施しています。
最大の自信は、講師陣です。
講師陣は、東京大博士課程出3名、一橋大卒1名、横浜市立大修士課程出1名、早稲田大卒4名(内1名修士課程出、1名博士課程出)、学習院大卒1名等。講師の多くは大学や高校でも教鞭をとっており、難関大学の受験指導に不可欠な専門分野の学識の高さ、教えることへの情熱が自慢です。一橋塾で20年、30年と教え続けている講師がほとんどで、途中でころころ変わるようなこともありません。毎週授業のたびに、静岡から新幹線で来ていただいている講師もいます。
ノウハウが詰まったオリジナルテキスト。
使用する教材のほとんどは担当の講師が作成したオリジナルテキストで、毎年の大学入試問題を分析して改訂版を作っています。英語担当の講師は5冊のオリジナルテキストを全面改訂するのに、半年で500時間も費やしました。市販されている参考書や問題集の中から良書を選んでお渡しすることも多く、受講していただいた科目は、「全て一橋塾にお任せください」が原則です。補足プリントもたくさん用意され、基本から応用までをきちんと指導していきます。
勉強の励みになる「小テスト」。
ほとんどの授業で授業内容の理解度を確認するためのテストが実施されます。英単語、イディオム、基本英文、古文単語、漢字などは一年間で無理なく計画的に習得してもらうための「小テスト」が毎週実施されます。これらの小テストは、平均点や順位の結果とともに次の週に個々人に戻されますので、勉強する上での励みになります。また全国区での模擬試験は高3生の早い段階から受けて、継続して比較することも大切です。私たちは河合塾の模擬試験の中から5〜8回をピックアップして受験を薦めて、学習指導や進路指導上の指標にしています。
各講師からのコメント付年賀状や太宰府天満宮のお守り。
いよいよ受験が迫る時期には、太宰府天満宮のお守りを渡したり、お正月には生徒に先生がコメントを書いて年賀状を送ったり。そんな親身な講師と生徒の関わりが一橋塾の文化です。高3の最後の授業の後、使い古したテキストを生徒が持って来て、「サインしてください」と言われるときはジーンときます。大学生になってからも、そして、社会人になってからも近況を報告してくれる卒業生がたくさんいます。
一人ひとりを、信じて伸ばしたい。
偏差値だけで大学選びをやっていたら本当に大事なことが見えなくなってしまうこと。思いやり、行動力、約束を守ることなど、もし人間性に数値を付けられるならそれが高い方が社会で活躍していけること、だからと言って、勉強や学力が要らないわけじゃないこと。生きていくって総合力なんだということ。一人ひとりの計り知れない力を最大限に発揮することを社会が待っていること。そういうことを伝えるために、私たち一橋塾はやってきました。合格さえすれば良いという塾が多かったことに問題意識を感じ、大事な人格形成の時期に少しでも寄与したいという社会的な責任を自覚して開設し、大学合格後を考えてもらいながら学ぶことを大事にしてきました。生徒との信頼関係を第一とし、また、良い意味での『親離れ』『子離れ』を促す意味からも、保護者会や保護者様との個別面談は行っていません。